ふるさとを守る人々。 2006年7月
ホタルの里を守る会

会津若松市北会津地区
会長/鈴木武雄
TEL/0242-58-3115



会長の鈴木武雄さん(左)と会員の内川賢さん
ホタルを守ることは自然を守ること

会津若松市北会津地区はゲンジボタルの里として知られている。
肥沃な大地に恵まれ、水稲を中心に野菜や花づくりなどが盛んな地域で、全国で初めて全村圃場整備が行なわれた。それにともない湧水郡が減り、農薬や生活排水による河川の汚染が深刻になる。
北会津の自然を守り、それを残すために住民が立ち上がった。
きっかけは、「ホタルの保護条例」。「ホタルの生息域の保護や、水環境の浄化などの施策を出し、監視員を配置しました。この条例で人々のホタルの里づくりへの感心が高まっていったのです」ホタルの里を守る会の会長、鈴木武雄さんが話してくしてくれた。
「ここは自然が自慢の地域。ホタルを守ることは自然を守ることです。この活動を長く続けていくことが大切です」と語る。

「みんな仲がいいですよ。多くの人に参加して欲しいですね」

ホタルの森公園の敷地内にはホタル川、池、遊歩道、東屋がありホタルが生息する環境が整えられている。
主な活動はホタル川の清掃や除草。ホタルの成長に合わせて行なわれ常に生息しやすい環境づくりに努めているという。
「現在の会員は45名。自分の職業を生かして、みなさん忙しい中、日程を調整しながら活動しています。年齢は30代から70代。78歳が最高齢です。70歳以上の方が半数ですね。自分もそうですが」と笑う鈴木さんは腰がシャンとして姿勢が良く若々しい。
2004年11月の会津若松市との合併により、「ホタルの保護条例」は廃止されてしまったが、「市は文化財として保護していくということですし、もっと多くの人に参加していただき、ホタルを守っていきたい」と鈴木さんは言う。

「毎年6月に、この公園でホタル祭りが行われます」

「昔はわんさか飛んでいたね。いるのがあたりまえだった。今の子供たちは、ホタルは昼間も飛ぶんですかと聞いてくる。一人でも多くの子供たちにホタルを見せてやりたいですね」と鈴木さん。
毎年6月には、ホタル祭りが行われる。
「今年で13年目になります。毎年、趣向をこらしてみなさんに楽しんでいただいています。暗くなるとホタルがいっぱい飛んできれいですよ」このホタル祭りには、毎年約3万人の見物客が訪れる。今年は春先の低温のため、ホタルの発生が少し遅れているという。天候にも大きく左右されるホタルの育成。ホタル祭りにはたくさんのホタルが飛ぶといいですね。



ホタル宣言
ホタル川の清掃活動
乱舞するホタル


【ふるさとを守る人々。バックナンバー】

  001:「阿賀川・川の達人の会」
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